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スタッフ

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朝倉摂

舞台美術家

彫刻家朝倉文夫の長女。
幼時より英才教育を受け、昭和61年第4回新文展に初入選。17年新美術人協会に参加。戦後26年第15回新制作展に入選して同会会員となり、以後同展に「求める人々」などの人物群像を発表するが、のち抽象的作風に転じる。この間、28年に伊東深水の門下として日本画で第3回上村松園賞受賞。日本国際美術展、現代日本美術展に毎回出品。45年新政策会脱会。ロックフェラー財団の招きで渡米。
また60年代より舞台美術の仕事を始め、以後、前衛劇からオペラまで幅広く活躍。55年「近松心中物語」「盟三五大切」などでテアトロ演劇賞を、61年「にごり江」で芸術祭賞受賞。その他の代表作に「明治の柩」「リア王」「越前竹人形」「ヤマトタケル」など。
映画作品では美術衣装などを手掛けている。代表作に「写楽」「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」「梟の城」など。
平成18年文化功労者。