スタッフ

作者:清水邦夫

1936年、新潟県生まれ。早稲田大学在学中に発表した初戯曲『署名人』で、テアトロ演劇賞、早稲田演劇賞を受賞し、衝撃的なデビューを飾った。卒業後、岩波映画社を経て65年フリーに。以降、劇作家として活躍。特に60年代後半、演出家蜷川幸雄とのコンビによる数々の公演は若い世代の圧倒的支持を得た。72年に蜷川らと劇団「櫻社」結成。74年『ぼくらが非情の大河をくだる時』で岸田國士戯曲賞受賞。76年、女優松本典子らと演劇企画「木冬社」を結成。以降、木冬社を中心に外部劇団へも多数の書き下ろしを提供。ラジオやテレビのドラマ脚本、エッセイや小説も手がける。『タンゴ・冬の終わりに』では、ロンドン・ウェストエンドでイギリス人キャストによる上演という快挙を成し遂げた。80年『わが魂は輝く水なり』で泉鏡花文学賞、83年『エレジー』で読売文学賞など、受賞歴多数。