スマイリングワークショップ 2018

不登校児童・生徒が通うスマイリングルームでのコミュニケーションワークショップ。

スマイリングルームは不登校の子どもたちが自分を見つめなおし、自分らしさを取り戻すための教室である。毎日、来る人数は異なるが、およそ6名程の子どもたちが毎日スマイリングルームに登校している。アーラも不登校の子どもたちの自己肯定感の成長につながればと、月に1回程度、ダンスアーティスト・体奏家の新井英夫さんと、演劇的手法を取り入れたワークショップをするTen seedsさんをスマイリングルームに出向き、子どもたちと一緒にワークショップをしている。通っている子は小学1年生から中学3年生と幅広く、興味関心や得意なこともそれぞれ。それでも一緒にワークショップを進めていると、みんなの違いが個性となって光り出す。新井さんWSでは、みんなで好きな楽器を選んで輪になり、みんなでセッションをする。お互いの音を聴きながら、自分の楽器を鳴らしていく。それぞれのリズムや入る間、動かし方に個性があって、そんな個性で笑いがおきるのだ。最後は、みんなでリズムをあわせてジャーンとセッションを締めくくる。みんな見つめ合いながら、今の瞬間に生まれた自分たちの曲に満足げである。これは言葉を使わない音でコミュニケーション。いろんなコミュニケーションの仕方があることを知る。なかなか慣れないうちに言葉を交わすことが難しい子も、アートを介した別の方法からアプローチをすることでコミュニケーションが生まれていく。

ある日のWSは、いつもの会場が使えなかったため、子育て支援センターmanoで行うことに。準備のため30分前に付き用意を開始していたが、いつもと違う場所に、子どもたちは来てくれるか、場に馴染んでくれるか不安になってきた。そんなときに後ろから声をかけられた。「ココロのカラダの健康ひろば」というワークショップにいつも参加してくれているかよちゃん(70代)だった。たまたまこれからマーノで、他のイベントのボランティアがありmanoに来たそうで、新井英夫さんとも健康ひろばでお知り合いなので、せっかくだからスマイリングワークショップをのぞいてもらうことになった。スマイリングルームから子どもたちが到着し、疲れた様子でベンチに腰を下ろした中学生が2名いた。かよちゃんは持ち前の元気溢れるパワーでその子たちに声をかけ、座ったままの中学生と一緒に紙風船でキャッチボールを始めた。だんだん白熱するその紙風船キャッチボールに、中学生たちも立ち上がり、70代のかよちゃんと中学生が輪になっていた。さ、さすがかよちおゃん、、、と思いながら、その流れのままにワークショップが始まった。かよちゃんはその後も30分ほど一緒にワークショップに入り中学生男子が参加しやすいよう場をもりあげてくれた。中学生の子たちもこの突然現れた元気な70代に圧倒されていた。かよちゃんのようなパワフルな高齢者の方とアーラはたくさん繋がっている、そんな方々と子どもたちを出会わる場もつくっていきたいと思う。

日程 4月~7月、10月~12月の木曜日(計10回)
会場 スマイリングルーム、マーノ研修会議室
参加者 延べ63人
スタッフ 新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)、Ten seeds(劇・あそび・表現活動)、アシスタント3人
主催 可児市
企画・実施 (公財)可児市文化芸術振興財団
協力 可児市教育委員会

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