ひとり親家庭を孤立させないために演劇をツールにした親子ワークショップを実施。終了後には子育て経験のある講師との交流会も。
今回で三年目となる「親子で楽しむワークショップ」。可児市母子寡婦福祉連合会との共同主催で、孤立しがちなひとり親家庭の親子を対象に演劇的手法を用いたゲームをしながら、お互いの交流を深める内容である。最初は大縄飛びゲーム、大縄といっても本物の大縄があるわけではなく、想像上の大縄を回して、みんなで飛んでいく。「あ、引っかかっちゃった!」、「やった、上手く飛べた!」と、参加者全員で想像したものを共有して遊ぶ楽しさを体験していく。
次のゲームは、講師が「歩く」や「考える」などある単語を云い、参加者たちはその単語の意味を身体で表現する、講師の声のトーンや強弱、スピードなどによって、参加者たちの表現もそのニュアンスに合うように表現を変えていく。言葉の意味を身体で表現する楽しさ…ここにも想像力が深く関わってくる。このように想像力をフル活用して<表現すること>、<相手に伝えること>の楽しさを体験した。ワークショップ終了後は講師とアシスタントを囲んでのランチ交流会を行った。三年目ともなれば毎年参加している子ども達の成長も著しく、その子ども達ひとりひとりの成長がみられるのも嬉しい。それがこのワークショップの醍醐味のひとつでもある。
※可児市が行った効果検証の調査においてSROI(社会的投資収益率)が1.76と算出されました。
(事業費100万円の場合、100万×1.76=176万円の行政・社会コスト削減の効果が認められる。)
日程 11/18
会場 マーノ研修会議室
参加者 16人
講師 西川信廣(演出家・文学座)
アシスタント 浅海彩子・佐藤麻衣子(俳優・文学座)
共同主催 可児市母子寡婦福祉連合会
共催 可児市