2015年4月、英国随一の地域劇場ウェストヨークシャー・プレイハウス(以下WYP)と人事交流そして国際共同制作を目的とした劇場提携を締結。その一環として2016年度よりWYPから講師を招いてのコミュニケーションワークショップを市内小中学校で開催。
講師として招いたのは、WYPでコミュニティワークショップ・コーディネーターを務めているエイミー・ランスロットさん。彼女は教師の経験と大学で演劇を学んだ経歴を持ち合せており、とにかく元気でフレンドリー。ワークショップ会場を瞬く間に明るくイキイキとさせるパワーがあった。
子ども達にとってよりきめ細かいフォローができるよう講師アシスタントを市内で探すこととした。小学校での英語授業は「かにっこ英語サポーター」と呼ばれる皆さんがアシスタントで入っていることを知り早速協力を仰ぎ、毎回4人程度がアシスタントに入る体制を組む。さすが皆さん普段から子ども達と接しているので場に馴染むのが早い。そしてワーク終了後には振り返りを行い、プログラムに丁寧な修正を行った。そんな時間を重ねる毎に、講師陣がまさにチームとなっていると感じこれは地域のワークショップ講師養成プログラムとしても活用できると感じた。目的を共有し、プログラムを組立て実践し、効果と課題を見つけ修正をかけていく。このプロセスを短期集中で経験できることは、ノウハウを身に着ける上で効果的。スキルを身につけた人材が地元に多く存在することは、経済的にも活動の質や展開の上でも有利に働く。出会いをきっかけに潜在的スキルを持ち合わせている人材を汲み上げることにも今後注力していきたい。
日程 1/22~1/26(計10回)
会場 今渡北小学校(4回)、東明小学校(2回)、西可児中学校(4回)
参加者 315人
講師 エイミー・ランスロット(WYP)
通訳 大島広子
協力 可児市教育委員会、かにっこ英語サポーター