「仲間」になる。その「音」を探す
演劇やダンスの手法を用いたワークショップが学校現場においてコミュニケーション能力の向上に効果があると認められつつある中で、音楽に関してはその可能性は感じつつもプログラム開発が未発達であると感じている。学校や福祉施設等に出向いてのおでかけコンサートは、鑑賞がメインではあっても、もっと活用の仕方があるのではないか。そこで奏でられる演奏がまさに生き物であると実感できる、観客の共感を通じて一緒に音楽を作っていると実感できる、何か。
楽器が鳴る仕組みを知ることで、一緒に合奏することで、作曲家や演奏者を身近に感じることで、音を楽しむ工夫はいろいろあるけれど、もう一歩もっと人に効果的に作用するプログラムが展開できないか。アーラ未来の演奏家プロジェクトでは、アーティストが滞在中にさまざまな交流をしながら音楽をつくっていく。アイディアを企画として試し積み重ねることで、新しい音楽プロジェクト開発を目指している。
開催日程 2016年6月15日~6月19日(計21回)
会場 ala館内、帷子小学校
参加者・出演者
【出演】斎藤龍(Pf)、中川彩(Fl)
【コーディネーター】佐野秀典(作曲・編曲家)
集客数
【参加者数】延べ579人
【集客数】最終日コンサート153人