みんなのディスコ

障がいのある方も誰もが一緒に楽しめる企画がやりたい!

「障がいをお持ちの方って、社会的な環境からどうしても施設や自宅に引きこもった生活になってしまって。公共の場でみんなで何かを一緒に楽しむ経験がほとんどないんです。」
―ある障がい者施設の職員さんの話。

頭を過ったのは、ウェストヨークシャー・プレイハウス(以下WYP)で学んだ『Beautiful Octopus Club』というイベント。リーズ大学とWYPのサポートのもと障がいのある方々がイベント運営からDJスキルまで学び開催しているクラブイベントで、毎回来場者が障がいの有無に関わりなく音楽とダンスを楽しんでいる。

そうだ、クラブイベントを開いたら一緒に楽しめるはず!

・・・まずは洒落込まずにディスコという場を作ってみよう!

しかし予算はない、アーラでクラブのようなことをやること自体前例がない、果たして障がいのある方々が来てくれるのか、来てくれたとしてみんな踊ってくれないんじゃないか、そもそも可児で一般の方にとってもディスコは馴染みが薄いんじゃないか・・・。考え出すと心配事ばかりが溢れてくる。不安を払拭するために足で稼ごうと近隣の障がい者施設に赴き、職員の方々に企画について話をする。大抵の職員の皆さんは好意的に話を聞いてくれる、ただ、必死に来場を呼び掛けても、施設自体が土日がお休みで職員の方が随行してくれることは難しい。ご家族や身近な方が企画に賛同して一緒に来場してくれることを祈るしかない。

そしてディスコという空間を作るために…全て手探りの中、知り合いのイベントに偵察に行き今回の趣旨を説明してまわる。企画に賛同しほとんど無償で協力してくれるパートナーが1人また1人と増えていく。DJ、LIVEミュージシャン、ダンサー、MC、照明スタッフ、そして当日運営を支えてくれるボランティアスタッフ。

ディスコをするための人は揃った、そしてダンスをする恥ずかしさを払拭する仮装グッズや場を盛り上げるミラーボールや照明、居場所に困らないようドリンクコーナー、テーブル、椅子、お絵かきコーナーまで準備した。考え得る工夫は全て盛り込んだ、後は来場してくれるのを待つだけた。

そして・・・開場すると、予想を遥かに上回る107人もの人が集まり、不安な気持ちは何処かへ吹き飛んでいた。始めはぽつりぽつりだった踊りの輪が、ゲストミュージシャンの先導で波となって次々と人を呑み込み、気が付けばフロアのボルテージはマックス状態!その場にいる誰もが純粋に音楽を楽しみ、音楽に身を任せ、この空間を思い切り楽しんでくれているのがビンビン伝わってくる、まさにここは『みんなのディスコ』だ。

イベント企画段階から参加してくれた障がい者支援施設に通うりゅうちゃんがステージ上からこう話す。「僕たちへの偏見や差別はあるかもしれない、でも今日こうやって皆と楽しめて僕は嬉しい!」アーラという公共施設で働いていて、文化芸術というものに携わっていて、自分たちがやるべき事について再確認する思いがした。このような場所を企画をもっと作り広げていこう。

開催日程 2016年7月18日
会場 ala 演劇ロフト
参加者・出演者
DJ:蛯名桂、N.O.D.A summer、まっつん
MC・LIVE:MISAKI、K-5
ダンスチーム:トしオ、森姉妹 with ルナ、みにまむ。、アドマイヤー
フロアーダンサー:SORA
照明:やっさん
市民サポーター:19人
合計53人
集客数 107人

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