岩崎祐司の世界「パロディー笑刻展」 2016年

2016年08月20日

8月20日~28日美術ロフトにて笑刻展PARTⅢが開催されました。新作を含め106点が展示され、クスノキのやわらかい木彫作品が、来場者を迎えました。期間中、トリプル台風が発生し、リオ・オリンピックの閉会式がありました。そんな中、alaクルーズは『忘れかけたぬくもり』に触れてもらおうと、 笑刻展を企画しました。笑いには人の感情を和ませ、心を豊かにし人を元気にする作用があります。来場者は作品や添えられた言葉に笑ったり、考えたりして楽しい時を過ごしたようです。他の展示を見に来ていて、たまたま立ち寄った方、新聞やチラシを見て足を運ばれた方、仕事場のお客さんに教えてもらった人、毎回から楽しみにしていたファンの方など、1,866名が来場されました。作品は言葉・動物・音楽・妖怪などテーマ別に並べられ、作品層の厚みを感じました。 現在、作品数が260を超えるそうですが、種はまだまだ、つきないようです。秘策はモノの名前やことわざなどから作品のインスピレーションを得て、思いついたらアイデア帳に書き留めておくというもの。孤高の芸術家は日々、努力を重ねる天才でした。そもそも彫刻のプロではなかった作者がクスノキを3日~1ヶ月かけて作品を生み出すとは…。彫刻の革命ともいえるのではないでしょうか。発端は経営する自転車販売店の隣に小さな小屋を建てて作品を並べたことから。少しずつ評判になり、1998年に松坂屋静岡店で初めての個展を開いた。スゴイですね!クスっと笑えるところや深層心理をついたような表現が多くの人に感動を与えています。子どもも笑い転げ、ご年配の方は、スタッフの説明でうなずきながら微笑み、お客様どうしで会話も弾みます。三回目となる展示も大好評。見ている私達もいつのまにか顔に笑いじわを刻まれていました。笑いの種を宿して、また少し世の中が和んだ気がします。

『岩崎祐二笑刻展』開催期間中義援金を募りました
合計金額 22,375円
9月5日(月) 社会福祉協議会を通じて「日本赤十字社」「平成28年熊本地震災害義援金」として寄付いたしました。ご協力ありがとうございました。