ギャラリー展示 拓本を観る  2008年

2008年02月18日

今回は、拓本を観る楽しさを知っていただけるよう、日本・中国等秀れた拓本親しみやすい拓本を集めてみました。

主な出品物
日本 中国等
銅鐸
橘夫人念持佛光背

(弥生時代)
(飛鳥)

開通褒斜道刻石

(後漢)

東大寺西大門勅額
東大寺大佛蓮弁佛

(天平)

?氏侯刻石

(前漢)

頭塔の石佛 画像石

(漢)

春日奥山地獄谷聖人窟三尊  (平安時代) 画像?

(漢)

金屋石佛 (平安時代) 谷朗碑

((呉)

今宮神社 四面佛 (平安時代) 泰山金剛経

(北斎)

松本平青面金剛 (江戸時代) 鉄山刻経

(北周)

良寛碑 大同石佛

(北魏)

奉徳寺鐘 飛天
漢瓦当

拓本の中には、東大寺勅額などのように現代では拓本を採れないものが多い。地獄谷聖人窟の中尊の拓には北大路魯卿蔵とあって魯山人の旧蔵の拓本。開通褒斜道刻石の拓本は、清時代に元の刻字に手を入れられたため、古い拓本とは変わってしまい、旧拓を見ることは困難ですが、今回の陳列品はその旧拓です。鉄山刻経は、近年、高知の人が泰山金剛経、鉄山刻経の全体を採拓されたものの一部であり本来の姿を伺うことのできるものです。東大寺大佛の蓮弁佛も拓本にして初めて佛さまをはっきりと観られるのです。

    
※初日・土・日には午後2時より会場にて説明会を行います