アーラ映画祭 2021

2021年07月01日

映画を通した人の繋がりを支え、広げる。

映画を愛する市民有志が運営する「アーラ映画祭」は、今回で15回目の開催です。2021年度は毎月2回のミーティングを重ねて厳選した日本映画8作品を、5日間に渡って上映しました。

映画祭実行委員が担うのは作品選定のほか、チラシや当日パンフレットに載せる推薦文の執筆、館内に掲示する広報物の作成、また、映画祭当日の受付や上映前の前説などです。今回はゲストとして「三島由紀夫vs東大全共闘~50年目の真実~」の豊島圭介監督と、「あのこは貴族」の岨手由紀子監督をお招きし、司会進行も実行委員のメンバーが務めました。昨年度は新型コロナウイルスの影響で実施出来なかったゲストを招いての双方向のやりとりが2年ぶりに復活し、映画を観る、そして映画をきっかけに他者と語り合い、新しい視点に気付き合う…まさに映画の醍醐味を味わう貴重なひとときとなりました。

上映作品は上記2作品のほか、「スパイの妻〈劇場版〉」「もみの家」「花束みたいな恋をした」「ステップ」「今日も嫌がらせ弁当」「天外者」。そのうち4作品はバリアフリー日本語字幕付き上映を行い、ゲストトークでは要約筆記の方々にもご協力いただきました。 昨年度は3作品の上映のみに留まり、今年度もミーティングが始まった頃は緊急事態宣言などで急遽オンラインでの話し合いになるなど、思うように活動できない日々が続いていましたが、こうして無事に開催できたことは大きな喜びでした。お客様からのアンケートでは、「トークショーをいつも楽しみにしています。映画が2倍面白くなります。」「映画館が近くにない者にとっては、身近に映像に触れる機会を持てることが大変ありがたく感じております。」「観たい映画が目白押しで、すべて観たいです。」などという声をいただき、映画館がない可児市においてこの映画祭が大切な場であることを改めて実感させられました。中には、「映画祭実行委員に参加したい」という声もいただき、来年度に向けて新たなメンバーを迎えながら、今後も、映画をきっかけに人々が繋がる場所として、実行委員一同、楽しみながら活動を広げていきたいと思います。


日 程 2021.11.4~11.8(計14回)
会 場 ala 映像シアター
集客数 486人
出 演 トークショーゲスト:豊島圭介(映画監督)、岨手由貴子(映画監督)
協 力 アーラ映画祭実行委員会