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第八十六回 ピカピカのアーラでお待ちしています。

可児市文化創造センター  事務局長   遠藤文彦

大変長らくお待たせ致しましたが、アーラは10月1日にリニューアルオープンすることができました。今年の3月16日から建物部分を仮囲いして、アーラの本格的な大規模改修工事が始まりましたが、その後綿密な計画に従い、工事関係者の皆さんの幾多のご努力のおかげで着々と工事は進み、このたび建物北側のホールエリア部分の改修を残して、再始動することができたわけです。その間事故もなくここまで仕上げていただいた関係者の皆さんに厚く感謝申し上げます。私たちも約半年間ややきつめでしたが、演劇練習室での仮事務所での業務を終え、今の事務所に移転することができました。

皆さんにはぜひ早いうちにアーラにお越しいただくことを、おすすめさせていただきます。「なぜ?」って。今なら天井も床もピカピカで、とても気持ちがいいからです。天井は、地震で落ちる怖れのある吊り天井を廃して、支持構造部材に直接固定する準構造化方式に変更しています。安全性が格段に向上し、天井部材を張り替えましたので真っ新です。床は研磨して塗装し直したので、新品同様の輝きです。これらの光沢が南玄関から奥へと続いています。

南玄関から中に入ってみましょう。ロビーフロアーは、いすやテーブルを集約してレイアウトを変更しました。とても広々とした空間となり、ここに腰掛けて外を眺めると緑の芝生が目の前に広がってきます。照明もLED化しましたので、省エネの上、とても明るく読書には最適です。

また、トイレは全館で洋式温水便座を設置するとともに、1階多目的トイレにはオストメイト(人工肛門や人工膀胱などの方)対応の設備を増設しました。また授乳室も設置の準備を進めていますので、子育て中の皆さんなど、幅広くご利用いただけることと思います。

自動販売機はアーラマークを施し、障がいをお持ちの方でも使いやすいユニバーサルデザイン仕様や地震など停電を伴う災害時に飲み物を補給できる災害ベンダー機能のついた機種も導入しています。

このようにアーラは誰もが利用しやすい施設にステップアップしています。

2階に行きましょう。2階に向かう階段の手摺りは途切れていた部分を延長し、伝い歩きがしやすくなりました。ラウンジは、使用頻度が少なかった水回りを廃したことで広いスペースを確保できました。西側には今まで目立たなかったステンドガラスが優しい輝きを見せ、落ち着ける空間となっています。このエリアと1階のパブリックエリアは、今年度中にWiFi環境を整える計画で、ますます便利にお使いいただけるようになると思います。また外のウッドデッキも木製から傷みが少ない樹脂タイプのものに取り替えたことで、一層安全で歩きやすくなりました。

このように新しく使いやすくなったアーラ。ぜひ皆さんにお越しいただきたいのですが、心配の種は、今も猛威を振るう新型コロナウイルス感染症ですね。

人のコミュニケーションを大切にしているアーラでは、皆さんに安心してお越しいただけるようにアーラ独自の対策を取っています。

まず、何よりも建物が安全安心な施設であることが必要です。アーラは機械換気設備により、約25分で空気が自動的に入れ替わるようになっています。法令上では、1時間に30㎥の換気が必要なのですが、アーラはそれを超える36㎥が機械的に入れ替わるシステムになっており、十分な換気を行っています。

また、市民の皆さんを迎える財団職員をはじめ、受付や清掃、設備管理、警備のスタッフ全員が安全であることが必要です。私たちは、開館前の9月17日に新型コロナウイルス感染症の研修会を全員で行い、対策について確認し合いました。研修後PCR検査を受け、全員が陰性との判定を受けています。今後は、主催、共催の出演者等につきましても、事前にPCR検査を実施していただくようにしていきます。

そして当面のチケットキャンセルの仕組みを整えました。財団主催事業のチケットを購入していただいたお客様が、当日の体調が悪い場合や感染状況によって来場を不安に思われる場合などに、キャンセルを申し出いただくと購入金額の全額をアーラで使えるクーポン券に交換します。この仕組みを使うと公演当日に無理をせずに参加しなくても、新たな機会にクーポン券を使ってご参加いただけます。

「アーラから感染者を出さない」 これは、私たちスタッフの誓いです。ただし、こうしたアーラ独自の取り組みに加え、皆さんの協力がなければこの誓いは達成されません。

国や県、市からのガイドラインは、状況に応じて随時検討、変更がされています。これに沿った指針の中で、来場する皆さんに次のようなご協力をお願いしたいと思っております。 

①マスクの着用や手洗い、②手指の消毒、③検温の協力、④当面の飲食の禁止、⑤ソーシャルディスタンスの確保、⑥会場内の声援を拍手に、⑦退場時の案内誘導に対する協力、⑧指定通りの着席、⑨出演者へのプレゼントの自粛、⑩国や県の新型コロナウイルス感染症関連アプリの導入

私たちと来場される皆さんが相互に協力し合うことで初めて、アーラが安心で安全な場所として、確保されることと思っています。皆さんのご協力をぜひお願いいたします。

今回は一部開館という形ですが、今後は、12月末までホール部分の天井の改修をはじめ主劇場、小劇場の舞台周りの吊物機構や床下装置のチェーンやケーブル・ワイヤーロープ等の取り換え、舞台機構の制御装置や電気照明設備など安全のために必要な更新をおこなっていき、主劇場、小劇場は1月の成人式の晴れの舞台が、こけら落としとなります。また、レセプションホール、レストランも改修と調整をおこない、同時にオープンします。

令和3年1月、アーラはいよいよ全開です。

新型コロナウイルスによる活動の制限はありますが、きっと麒麟がやって来て、退治してくれることでしょう。

未来に向け輝く瞳が、再びアーラのステージにあふれることを今から心待ちにしています。