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世界劇場会議国際フォーラム2009  於 愛知県芸術文化センター

Session1.地域公共ホールの未来を展望する。シンポジウム(14)

衛:僕は高等教育機関で考えなくてはならないことはあると思います。もっと現場を知っていて、理論的にきちっと構築されている方が、高等教育機関で学生たちと向かいあうことは必要だと思う。私は館長として、劇場総監督として、逆にうちの劇場にいる職員たちに技術というよりDNAや考え方や遺伝子を移していくことは、トップの役割だと思う。そういうことをやっていかないと行けないんじゃないかという気はしています。

西川:理想的に言えば、大学に演劇科があって、劇場もあって、プランナー、演出科があって、そしてもう一つアーツ・マネジメントがあって、卒業制作とかを大学の中で出来ればいいんだけど、そういう連携がないからじゃない?エールに調査に行ったら、演劇教育の調査だったんですが、ちょうど卒業制作の時でアーツ・マネジメントの講座の学生が、どうやって具現していったらいいんだろう、理論通りには行かないと頭を抱えていた。だから衛さんが言ったように、役に立たないという話になっちゃうんだよね。

衛:役に立たないというのは、何が失敗か理解できれば絶対に伸びるのに、それが分からない人材が出てくる。それが困ってしまう。慶応大学の美山先生が、アーツ・マネジメントで教えていて、アクティブオーディエンスを育てると言っていたので、逃げたなと思いました。アート・マネージャーを育てるつもりはないとおっしゃいました。やはり、もし人材を供給するなら高等教育機関しかないので、西川さんがおっしゃったような仕組みが出来たり、もっと長期で大学がアーラなんかに来て何ヶ月とか研修できればいいと思う。現在の研修期間は二週間が限界だったりする。

西川:もしかして、この話はあしたの最後の話に入ってくのかも知れませんね。

衛:時間が5分ほどオーバーしてしまいましたが、明日は公益法人制度改革の話が、実は、指定管理者の話とも、今後の劇場法の問題ともリンクしてきます。その話をして、最後に理想的な将来的なデザインは何かという問題を、現実に引きずられない程度に外部環境を考慮しながら、おおらかに皆さんでデザインの線を引いていきたいと思います。今日は長い間ありがとうございました。

司会:コーディネーター、パネラーの方々長時間にわたりましてありがとうございました。明日も引き続き第二ラウンドが10時からありますので、よろしくお願いいたします。


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