西川:理想的に言えば、大学に演劇科があって、劇場もあって、プランナー、演出科があって、そしてもう一つアーツ・マネジメントがあって、卒業制作とかを大学の中で出来ればいいんだけど、そういう連携がないからじゃない?エールに調査に行ったら、演劇教育の調査だったんですが、ちょうど卒業制作の時でアーツ・マネジメントの講座の学生が、どうやって具現していったらいいんだろう、理論通りには行かないと頭を抱えていた。だから衛さんが言ったように、役に立たないという話になっちゃうんだよね。
衛:役に立たないというのは、何が失敗か理解できれば絶対に伸びるのに、それが分からない人材が出てくる。それが困ってしまう。慶応大学の美山先生が、アーツ・マネジメントで教えていて、アクティブオーディエンスを育てると言っていたので、逃げたなと思いました。アート・マネージャーを育てるつもりはないとおっしゃいました。やはり、もし人材を供給するなら高等教育機関しかないので、西川さんがおっしゃったような仕組みが出来たり、もっと長期で大学がアーラなんかに来て何ヶ月とか研修できればいいと思う。現在の研修期間は二週間が限界だったりする。
西川:もしかして、この話はあしたの最後の話に入ってくのかも知れませんね。
衛:時間が5分ほどオーバーしてしまいましたが、明日は公益法人制度改革の話が、実は、指定管理者の話とも、今後の劇場法の問題ともリンクしてきます。その話をして、最後に理想的な将来的なデザインは何かという問題を、現実に引きずられない程度に外部環境を考慮しながら、おおらかに皆さんでデザインの線を引いていきたいと思います。今日は長い間ありがとうございました。
司会:コーディネーター、パネラーの方々長時間にわたりましてありがとうございました。明日も引き続き第二ラウンドが10時からありますので、よろしくお願いいたします。




