鑑賞機会の状況をみていくと、2001年までは右肩上がりで来たが、86年のバブルを機に上がってきたものが横ばいになり、2006年にきて、ストンと落ち始める。クラシック音楽は健闘していますが、ポピュラー音楽が落ち始める。女性の方は安定しているけれど、男性は落ちている。なぜ鑑賞しなかったかという理由では、2003年のところを見ると、関心がないというのが増えているんですね。40代50代の男性が増えている。働いている男性の意欲が低下して、関心が無くなっている。今まではそれ以外の阻害要因、時間がない費用がないがほとんど減っているにもかかわらず、こっちが増えているという状況になっている。
これが全国の鑑賞行動率でみると、高い処は東京を中心に、分野によっては長野が多いのと京都ですね。こういう格差があって、経過的に見ると再度、拡大傾向に入ってきた、格差のですね。平均化されてきてたのは、公立館が出来て、機会が増えてきたことは確かです、20年間で。小学校、中学校の演劇鑑賞教室のデータですが、特異なんですね。宮崎県が百パーセントで、これはかなり政策的に意識的に展開している。大阪は小学校が百パーセントです。国民の鑑賞状況を裏付けるように、公立館の文化施設の自主事業が96年に1100館ぐらいが実施していて、2000年まで増えて2001年をピークに900代まで減る。事業費別の分布をみると、5000万円以上使っているのが100館くらいですかね。公立館によっても、確実に事業内容も違う状況になってきていて、多分、役割の分化が進んできているんだと思いますね。




