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世界劇場会議国際フォーラム2009  於 愛知県芸術文化センター

Session1.地域公共ホールの未来を展望する。シンポジウム(10)

2009年2月6日(金)・7日(土)に愛知芸術文化センターで行われた「世界劇場会議 国際フォーラム2009 地域の文化環境、再生へ向けて。」の模様を掲載します。

世界劇場会議は、地域における舞台芸術の創造と社会基盤造りをめぐる諸問題を世界的規模において議論する場として始まり、 「芸術家」「制作者」「劇場技術者」「コンサル・シンクタンク」「行政」「企業」「研究者」など、劇場にかかわる幅広い人々が一同に会し、劇場という総合体について語り合う場です。

現場ではお金も欲しいけど、時間が欲しい。

西川:ネガティブな意見がどうしても多くなってしまうので、極めて現場的な発想で、何が欲しいかというと、もちろんお金も欲しいけれど、時間です。十何年前になりますが、鎌倉芸術館の五周年で、不登校の子供を題材にしたミュージカルを作りたいという企画があった。その予算が80万円だったんですね。そして僕のところに話が来たので、その金額では無理だと最初言ったんですね。それでも何とか作りたいというから、僕はノーギャラでは嫌だと言った。ちゃんと予算書を作って集客がどれぐらいあって、それに対していくら演出料くれるか明記して、一応プロフェッショナルを配置するのに当たって、どれぐらい払えるかをまず書いて、その上で話し合おうと言ったんですね。
そしたら実行委員会が作ってくれたんですね。それに応えてくれたので、こちらから立ち上げるまでの時間をリクエストした。それで6ヶ月をかけた。総勢で出演者が60人、スタッフが40人、最初は週に三日ぐらいワークショップを繰り返しながらやっていて、朝9時から稽古場に行って3時間稽古して私は稽古があるので東京に飛んで帰った。その為に、稽古場、参加者のスケジュールなどスタッフは大変だった。

時間さえ作ってくれたら良心的な現場の人間は面白い仕事に参加する

しかし、現場の立場から言えばお金と時間はイコールではない。時間さえ作ってくれたら良心的な現場の人間は面白い仕事には参加する。ただそれが出来るからと言ってお金がいらないというわけではないけどね。ネガティブな意見が多いので、時間をどうやってうまく設定するかということが大事だと一言いっておきた。短い時間の中でお金もなくわっとやれというのは非常に難しいと思う。だから、時間をどれだけ作れるかは大事だという気がしますね。

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