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世界劇場会議国際フォーラム2009  於 愛知県芸術文化センター

Session1.地域公共ホールの未来を展望する。シンポジウム(6)

いくらでも新しい基軸を打ち出せる。クラシックばかり並べて恥ずかしくないのか

中坪:ちょっと追加を言いますけれども、大和さんがおっしゃったようにですね、民俗芸能は身体的表現と言って、例えば須郷の獅子舞だとか、岐阜県にもかなり動きの激しいものがあって、こういうものがコンテンポラリーダンスの人たちと融合できる。それから、インドネシアの場合は、伝統と現代がコラボレーションしている。伝統は伝統として大切にしながら、それから人形劇も結構ある。地芝居や農村歌舞伎はものすごい数あるし、そういう人たちが演劇を目指している人との融合がある。具体的に挙げれば、企画次第ではいくらでも新しい基軸を打ち出すことが出来ると思います。特に、愛知・岐阜では、からくり人形も非常に盛んだし、そういうお祭りの宝庫であることをついつい忘れてしまうので、外国から持ってきたクラシック音楽ばかりが並べられている。逆にこうしたことは恥ずかしいことだと思わないのかと私は言いたい。

指定管理者制度で劇場の華やかさ、わくわく感が削がれているのでは

西川:その辺は、果たして指定管理者制度が地域にとって良い方へ向かっているのか、逆の方に向かっているのか知りたい。というのは、今僕は横浜に住んでいるけど、横浜のいくつかの劇場から送られてくる月刊のプログラムやチラシが、指定管理者制度のあとは極端に少なくなっている。立派なチラシが沢山あればいいと言うわけではないが、なかなか行こうという気になるものは少ない。ただ単に、こんな事をやっていますよ!という情報だけのチラシになってしまっている。そういう意味では貧しくなっている。推測だが、指定管理者制度になって悪い面を言えば、劇場が持っている華やか感や、わくわく感が経済効率のために削がれているのではないかという気がしてならない。現場から聞こえてくる声も、いい話より、「やりにくくなった」とか、「作りづらくなった。辛くなった」という話しか聞こえてこない。だから、指定管理者制度は悪い方向に行っているという感想と疑いを持っています。

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