公民館はレベルが高い場所という思い込み
中川:文化水準の向上、市民団体の指導・育成という言葉が残っており、公民館はレベルが高い場所で、ここに来たら学べるのだという思い込みがあるんです。公民館の担当者の方がレベルが低いこともあるのに。施設にアクセルすることに非常に障害がある人たちを切り捨ててしまっています。公民館ではできない大型の演劇やモダンアートなどに文化ホールは取り組むべきですね。地元の公民館で、若者の関心が高いダンスができるかを大学生に調べてもらったところ、学生はあんな暗くて鬱陶しいところにいきたくないとみな言うんです。これが今の公民館のイメージです。一方、文化ホールは、ミスマッチを起こしていて、職員と話が合わなくて、そんなことはうちのホールではとてもとても、と職員にいわれてしまうのですね。市民の生活の問題解決にどう役立てるか
衛:私はコミュニティアーツセンターがやるべきことをアーラでも実施しようと思っています。それは公民館がやることを侵しているのでなく、お互いに競い合って行けばよいと考えているんですね。どこから出されようと、受益者たる住民にとっては、よいサービスがよいのは当たり前。行政の縦割りを住民ニーズより先行させるのは逆立ちした論理である。基礎自治体の劇場は、市民に寄りそうという姿勢が大事であり、市民の生活の問題解決にどう役立てるかということが重要だと思っています。
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